トップ

カテゴリ:風景の"め"( 10 )

(9) 徳永哲さん、風景デザインって何ですか?-現場から見えてくるもの

a0284981_15173365.png
「○○の風景から元気をいただきました。」さまざまな場面でこのフレーズをよく聞かされるようになって10年以上にはなるでしょうか。はっきり言って私は使いたくない、好きになれない言い方です。だけど確かに、そう言いたくなるような風景に出会うときがありますよね。その時の気持ちはよくわかります。そして、風景デザインによって、もし人を元気づけることができるとしたら、それは素晴らしいことですし、関わったものとしてデザイナー冥利に尽きます。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
徳永哲
1961年福岡県生まれ。(株) エスティ環境設計研究所 代表取締役・所長、九州大学芸術工学部環境設計学科非常勤講師など。
1986年九州芸術工科大学芸術工学部卒業後、1986年三菱建設株式会社、1987年株式会社アーバンデザインコンサルタントを経て、1998年に株式会社エスティ環境設計研究所を設立し、現在に至る。2010年には、京都造形芸術大学通信制大学院庭園ランドスケープ分野修士課程修了。
専門分野はランドスケープ計画・設計。
主な受賞歴は、グッドデザイン賞「黒川温泉の風景づくり」 (日本商工会議所会頭賞)(2007)、土木学会デザイン賞(優秀賞)「子守唄の里五木の村づくり」(2008)、 土木学会デザイン賞(優秀賞)「黒川温泉の風景づくり」(2009)、日本造園学会賞「五木村頭地代替地のランドスケープ計画・設計」(2010) 
エスティ環境設計研究所|http://step-i.sub.jp

[PR]
by klda | 2014-02-03 10:00 | 風景の"め"

(8) 吉武哲信さん、風景デザインって何ですか?-「・・・」に寄り添うこと

a0284981_15132095.png

 「風景デザインって何ですか?」と問われるとちょっと戸惑ってしまいます。私の主な活動分野は都市・地域計画です。その中で土地利用や公共交通、地域づくりに関連する研究と実務・活動を(結構手広く!?)行なってきました。風景に関わる仕事もありますが、どちらかと言えば体制やルールづくりが対象で、私自身が構造物や空間の設計やデザインを行なったことはありません。これが戸惑いの理由。そうは言いながら、私はこの研究会のメンバーであるわけですから、私と風景デザインの関係について何か書かないといけないですね。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
吉武哲信
1962年山口県生まれ。九州工業大学大学院 工学研究院 建設社会工学研究系 教授。博士(工学)。
1987年九州大学大学院工学研究科修士課程修了、1995年より宮崎大学工学部土木環境工学科助教授を経て、2013年より現職。
専門分野は都市計画学、交通計画学。
主な著書は『風景のとらえ方・つくり方』(共著,共立出版)、『よく知ろう都市のことを―まちとまちづくりを考えるヒントに』(共著、共立出版)など。

[PR]
by klda | 2013-11-20 15:28 | 風景の"め"

(7) 柴田久さん、風景デザインって何ですか?-「カタチ」にこだわるコミュニティ・デザイン

a0284981_13295016.png

 住民参加型のまちづくりが全国各地に浸透するなか、特に震災以降、人の繋がりの大切さが見直され、コミュニティ・デザインという仕事も注目を集めている。過去を振り返れば1990年代後半、土木の計画分野ではアメリカ型のパブリック・インボルブメントが台頭し、建築分野ではヘンリーサノフのデザインゲームや入居者が共同で設計に携わるコーポラティブハウス等の成果が高く評された。ランドスケープの分野においても、アメリカのコミュニティ・デザイナー、ランドルフ・T・ヘスターの方法論が我が国に有用な成果として紹介され、私の風景デザインのルーツもここにあると言っていい。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
柴田久
1970年福岡県生まれ。福岡大学工学部社会デザイン工学科准教授。博士(工学)。
2001年に東京工業大学大学院情報理工学研究科情報環境学専攻博士課程修了、筑波大学大学院ビジネス科学研究科講師、2002年に東京工業大学大学院情報理工学研究科非常勤講師、四国学院大学社会学部応用社会学科助教授を経て、2005年より現職。2009年から2010年までカリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部客員研究員。
主な受賞歴は湧水めだか公園(日本造園学会造園作品選集設計部門)(2012)、大島海洋体験施設「うみんぐ大島」(グッドデザイン賞)(2011)、湧水めだか公園-十年間に及ぶ保護活動の結実-(土木学会 第6回景観・デザイン研究発表会優秀ポスター賞)(2011)、湧水めだか公園(キッズデザイン賞 フューチャープロダクツ部門)(2010)、福教大附属福岡小学校における児童参加の広場デザイン(キッズデザイン賞 建築・空間デザイン部門)(2008)など。
主な著書は『環境と都市のデザイン-表層を超える試み・参加と景観の交点から-』(共著、学芸出版)、『土木と景観-風景のためのデザインとマネジメント』(共著、学芸出版社)など。
景観まちづくり研究室 | http://www.tec.fukuoka-u.ac.jp/tc/labo/keikan/top_page.htm

[PR]
by klda | 2013-03-14 11:01 | 風景の"め"

(6) 星野裕司さん、風景デザインって何ですか?-誰かにとって大切になることを、きちんと受け渡すこと

a0284981_10292611.png

 風景デザインとは何ですか?うーん、なかなかズバッと答えるのは難しい。以前、大学院の講義で、自分史を書いて、なぜ今の研究をしているのか考えてごらんという課題を出していた時に、じゃあ、自分はどうだったんだろうって考えたことがあったので、そんなことを書こうかなと思います。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
星野裕司
1971年東京都生まれ。熊本大学大学院 自然科学研究科 環境共生工学専攻 社会環境マネジメント講座 准教授。
1996年に東京大学大学院工学系研究科修士課程土木工学専攻修了後、(株)アプル総合計画事務所に入社、1999年より熊本大学工学部助手を経て、2006年より現職。
主な受賞歴は土木学会論文奨励賞受賞(2003)、第25回公共の色彩賞(入選:熊本駅周辺地域都市空間デザイン)(2011)、深谷通信所跡地利用アイデアコンペ 専門部門(優秀賞)(2009)、平和大橋歩道橋デザイン提案競技(入選)(2009)、グッドデザイン・サステナブルデザイン賞(曽木の滝分水路)(2012)など。
主な著書は『風景のとらえ方・つくり方』(共著,共立出版)、『川の百科事典』(共著,丸善)など。
景観デザイン研究室 | http://www.civil.kumamoto-u.ac.jp/keikan/

[PR]
by klda | 2012-12-04 10:30 | 風景の"め"

(5) 鮎川 透さん、風景デザインって何ですか?-記憶をつむぐ

a0284981_1452910.png

 地域を意識しない建築計画はそのプレゼンスに力がなく、建築を意識しない地域づくりはリアリティーが希薄になる。そのような思いを共有して32年前に美川先生や今は亡き岡先生達と事務所を始めた。その頃のスローガンは「一分の一から五万分の一まで」。建築設計事務所と計画事務所とはすみわけしている頃に、「いろんなことするのですね」とたびたび言われたことを思い出す。「情況」という言葉に重ねて「風景」が、社会状況というような意味をもって使われ始めた時代でもあった。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
鮎川 透 (建築家)
(株) 環・設計工房 代表取締役、九州大学芸術工学部非常勤講師、風景デザイン研究会幹事など。
1975年に九州芸術工科大学芸術工学専攻科修了後、第一工房に入社、1980年には環・設計工房を設立し、現在に至る。
主な受賞歴は第12回福岡県建築住宅文化賞受賞(大賞)(2000)、北崎地区複合施設新築工事建築設計業務他2件プロポーザル入選(一等)(2002)、日田市総合文化施設(仮称)公募型エスキスコンペ入選(佳作)(2003)など。

[PR]
by klda | 2012-10-03 12:00 | 風景の"め"

(4) 吉田まりえさん、風景デザインって何ですか?-「原価昇華のまちづくり」(造語)を標榜すること

a0284981_185046.png

 16、7年程前、マーケティングを専門とする方から、公共事業の費用対効果を説明するため独自に考案した「原価昇華」という考え方の話を伺った。話しは、こうだ。川を整備して、新しく遊歩道をつくる。川は、護岸や遊歩道の老朽化に伴い維持管理費が必要になり税金の支出は増える。一方、遊歩道ができたことで、市民が散歩をして健康になれば医療費が下がり税金の支出が減る。「もの」は新しい時に一番価値が高く、その後、価値が下がり続ける一方、そこから新たな行動や変化が起こることで別の「価値」が生み出されるという考え方が「原価昇華」である。今でもこの話を鮮明に覚えているのは、社会人として自分の仕事の意義を考えた最初の出来事だったからだ。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
吉田まりえ
九州の暮らし創造研究所 代表。風景デザイン研究会幹事。
97年より九州・山口地域にて都市・地域計画及び公園、道路、公共建築物等をつくる際に市民の意見を反映する市民参加型のプロジェクトに多数関わる。
04年より市民活動団体の支援のため、ボランティアマネジメント、組織運営及び人材育成講座、市民交流イベント等の企画・運営を行う。多様な市民の参加を得て事業を推進するまちづくりワークショップの実践経験をもとに、まちづくりワークショップの企画・運営の考え方、ファシリテーション等の各種手法のノウハウを市民、NPO・ボランティア団体、行政を対象にした研修も手掛ける。

[PR]
by klda | 2012-09-03 09:45 | 風景の"め"

(3) 高尾忠志さん、風景デザインって何ですか?-「喪失」から「希望」へ

a0284981_22491727.png

 山が削られ住宅地がつくられる。水田が造成されて大型ショッピングセンターができる。かつてはそこに未来への希望があったのかもしれない。いや、今でもそこには人が集まり、笑顔がある。しかし、私たちはすでにその限界に気づいている。そこで消費されているものや失われていくものを意識せずにはいられない。そこには誰かが何気なく大切にしてきたものや、必死に守ってきたものがあったのではないだろうか、と心のどこかで感じている。思い出、記憶、伝統。私たちの周りで起こる風景の変化には「喪失感」が漂っている。宇根豊が指摘するように、風景にはこの社会が「何を優先しているのか」があらわれている。私たちは生まれてからこれまで、無意識のうちにそうした社会のふるまいを見せられて育ってきたのだ。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
高尾忠志/1977年ロンドン生まれ、千葉県育ち。
九州大学大学院工学研究院建設デザイン部門特任助教。東京大学大学院景観研究室にて篠原修氏・内藤廣氏に師事、株式会社アトリエ74建築都市計画研究所を経て現職。風景デザイン研究会事務局長。
専門は景観計画、都市計画、地域計画、景観デザイン。
主な著書は『景観用語事典増補改訂版』(共著、彰国社)、『風景のとらえ方・つくり方』(共著,共立出版)、『川の百科事典』(共著,丸善)など。主な受賞歴は土木学会デザイン賞2010奨励賞「由布院・湯の坪街道 潤いのある町並みの再生」など。

[PR]
by klda | 2011-12-19 20:38 | 風景の"め"

(2) 樋口明彦さん、風景デザインって何ですか?-「風景デザイン」は批評の文化である

a0284981_22463386.png

 九州に批評の文化をつくりたい。土木をはじめとする公共事業では、景観上望ましくないものが淘汰される仕組みが存在しない。九州の風景をよくしていくには、デザインがまずいもの、考え方がおかしいものなどをきちんとした批評の場に取り上げて、どこがよくないかをしっかりと論じることが必要だと思う。
 日本人はなぜかおたがいを批評することが苦手だ。師匠や先生のように立場が上の人からならまだしも、同輩や外部の人から意見されると感情的になってしまいがちだ。しかし、それでは今よりもよい状況は見えてこないのではないか。
 以下、樋口が最近目にした事例を槍玉に挙げて「批評」のまねごとをしてみる。

→ つづきはこちら

▽ 執筆者プロフィール
樋口明彦/1958年東京都生まれ。
九州大学大学院工学研究科都市環境システム工学専攻准教授。風景デザイン研究会幹事長。
専門はアーバンデザイン、まちづくり(都市計画)、景観工学。
主な著書は『風景のとらえ方・つくり方』(共著,共立出版)、『川づくりをまちづくりに』(共著,福岡県建設技術情報センター)、『都市の記憶:場所体験による景観デザインの手法Tony Hiss, The Experience of Place, Knopf, 1990』(共訳 井上書院)など。主な受賞歴は土木学会デザイン賞2009最優秀賞「遠賀川 直方の水辺」など。

[PR]
by klda | 2011-11-28 12:10 | 風景の"め"

(1) 小林一郎さん、風景デザインって何ですか? - 一所から懸命に

a0284981_22453661.png

1)京城
 母は大正の後半、ソウルの繁華街である黄金町で生まれ、二十歳過ぎまで、そこで暮らした。冬には、大河・漢江が凍りスケートができたらしい。風の強い日は、手を大きく広げるだけで、滑って行けたという。今でも半信半疑だが、豊かな少女時代を楽しく語る様子から、再訪できない町への強烈な望郷の念を感じた。幾度も繰り返される話を聞くだけで、私は風景の一部を共有しているような気になった。今も母の原風景は私の中にある。

→ つづきはこちらをご覧下さい

▽ 執筆者プロフィール
小林一郎/1951年大分県生まれ。
熊本大学大学院自然科学研究科教授、風景デザイン研究会会長。
Ecole Centrale de Lyon(フランス)固体力学教室訪問研究員を経て現職。
専門は設計論、景観工学、土木史。
主な著書は『風景のとらえ方・つくり方』(共著,共立出版)、『風景の中の橋』(槇書房)、『景観と意匠の歴史的展開-土木構造物・都市・ランドスケープ-』(共著,信山社セイテック)など。

[PR]
by klda | 2011-09-28 12:14 | 風景の"め"

風景の"め"とは? 

風景デザイン研究会の幹事の方々に
「風景デザインって何ですか?」と素朴に聞いてみるシリーズ。
"風景デザイン"という言葉をどのように考えているのかな?をお伝えしていきます。
[PR]
by klda | 2011-09-01 20:21 | 風景の"め"


九州からお届けします。

カテゴリ

全体
風景デザイン便りとは?
風景の"め"
風景の"わ"
風景の"て"
未分類

以前の記事

2014年 02月
2013年 11月
2013年 03月
2012年 12月
2012年 10月
2012年 09月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 09月

最新のトラックバック

風景デザイン研究会について


 絶え間ない実践の中で
 美しい風景を創る


 風景デザイン研究会では、
 様々な活動を行っています。
 http://www.fukei-design.jp

 会員も随時募集しております。

ライフログ


風景のとらえ方・つくり方 -九州実践編-

タグ

検索

その他のジャンル

ブログジャンル

画像一覧